子どもの頃は歴史とか物理とか数学とか国語とか漢文とか化学とか音楽とか美術とか、そんなの勉強する意味ない!
なんて思っていたけど…
やっぱり大人になると変わるもので、子どもの頃に嫌々ながらもちゃんと勉強しておくって大切だよな~と思っちゃう。
それはいい大学に行っていい仕事見つけて安定した収入を得るため、とかじゃなく。
別に学生の頃に勉強したことを、その後の人生で活かせなくてもいい。
ただ勉強して知識を身に付けることがすごく大事。
子どものころに得た知識や勉強したことは、大人になってからの思考プロセスにすごく影響を与えるから。
何を信じ、何を疑うのか?
どの常識を信じ、どの常識を疑うのか?
トラブルへの対処にどんな方法を考え付くのか?
Aという出来事とBという出来事を結び付けてどう解決するのか?
起こった出来事の背景には何があるのか?どういう可能性が考えらえるのか?
頭が悪いと、自分で考えて責任をもって決断することができなくなる。
そして恐ろしいことに、世の中には自分の頭で考えず、自分の決断や人生にも責任を持たない大人が大勢いる。
(自分の頭で考えないで生きていけるのか??と思うだろうけど、意外と生きていけるのが現代社会のスゴイところ)
基礎的な世界史や日本史の知識。
基礎的な数学とか物理、化学の知識。
普通に生活しているだけじゃ使わないやろ、と思われがちだけど、実はすげえ使ってると思う。
思考プロセスのベーシックな部分で。
「645年に大化の改新がありました」
なんて年号を暗記して何の意味があるのか?
でもおそらく、意味はある。
すごく。
例えば、適切な例ではないかもしれないけれど、日本人を「645年に大化の改新があったと知っているグループ」と「645年に大化の改新があったと知らないグループ」に分けたとしたら、その2グループ間には性格傾向、理論的思考能力、年収、立ち居振る舞いに結構な差が表れると思う。
勝手な予測だけどね。
学生の頃に勉強で得た知識って、ただそれを有意義に使うことに意味があるんじゃなくて、人生に自分の力で立ち向かう”力”のようなものになるんだと思う。
まあ、今もし学生時代にタイムスリップしても勉強なんかしないだろうとは思うけど。