恵方巻きとは、節分に食べると縁起が良いとされている太巻きの事だ。作法として、毎年毎年違った方角「恵方」に向かって太巻きを一気に食べるというものがある。
この恵方巻という風習、ちょっと前までは全く聞かなかったが、ある時期を境にあっという間に全国に広まった。
恵方巻の由来や、その陰で暗躍する組織を紹介しよう。
恵方巻とは?その由来を探る。
恵方とは?
恵方とは、その年の干支で決るもっとも縁起がいいとされる方角の事。
今年の恵方は西南西だ。
しかしながら、厳密にいうと西南西ではない。干支は12種類なので、方角も12等分される。しかし西南西という表記は方角を16等分している。正確に表現するなら、1時の方向、とか5時の方向、とかの方がいいだろう。
恵方巻の由来
恵方巻の由来は諸説ある。
- 江戸時代の終わり頃、大阪の商人たちの商売繁盛と厄払いの意味合いで、立春の前日の節分に「幸運巻寿司」の習慣が始まった
- 豊臣秀吉の家臣・堀尾吉晴が偶々節分の前日に海苔巻きのような物を食べて出陣し、戦いに大勝利を収めたという故事があった
- 大正時代初期に大阪の花街で、節分の時期に漬けあがる新香巻を使った海苔巻きを恵方に向かって食べる風習があった
- 昭和7年、大阪で海苔などの販売促進の目的で「節分の丸かぶり寿司」に関するチラシを配布し宣伝を行った
色々とあるが、どうやら発祥は関西の様だ。
しかしながら、古い文献を探っても「恵方巻」という言葉は出てこない。
恵方巻の出現のきっかけとは何なのか?
恵方巻の発売
結論から言うと、恵方巻を作ったのはセブンイレブンである。
セブンイレブンが節分に海苔巻を食べる文化にビジネスチャンスを見出し、全国に発売する海苔巻に「恵方巻」という名称を付けたのだ。
「節分に恵方に向かって海苔巻食べましょう!」
企業とは、商品を売るために文化でさえ創る。
その後、この恵方巻文化は急速に広まり、町の寿司屋はもちろん、他のコンビニやスーパーも積極的に商品展開をしている。はては恵方巻ロールなんてケーキを作成し、ケーキ業界までが参入。まさに混沌とした様相を呈している。
プロモーションとしての文化創出
こういった文化の創出は、なにも今に始まったことではなく、プロモーション活動の一環として古くからおこなわれていた。
有名なところだと「土用の丑の日」
土用の丑の日にうなぎ食べましょう、っていうこの文化は、暑い夏にうなぎが全然売れないうなぎ屋の相談を受けた平賀源内が、そのプロモーションとして作ったといわれている。
あと「バレンタインデー」もそう。
チョコを贈るという文化は、実は世界広しといえども日本しかない。
日本の製菓業界が「恋人たちの日バレンタインデー」に因んで仕掛けた巧妙な作戦だ。もうすっかり定着しているけどね。
あなたのやってるそれ、陰謀じゃないですか?
世の中には陰謀が渦巻いている。
これから述べるのは、あくまでも都市伝説。信じるか信じないかはあなた次第、というスタンスで読んで欲しい。
あくまでも仮定だが…
- クリスマスプレゼントはタカラトミーの陰謀!
- クリスマスケーキは不二家の陰謀!
- とりあえずビールはキリンの陰謀!
- 結婚指輪は宝石店の陰謀!
- 海水浴は海の家の陰謀!
- 正月の餅は嫁姑問題に嫌気のさした嫁の陰謀!
- お年玉は子供の陰謀!
陰謀だらけじゃないかーッ!!!
それにしても、最近みょうに気になる文化がある。
ある日突然にという感じで、奇妙に広まったあるイベントだ。
そう「ハロウィン」
何だろう?あれは?おれたち日本人だぜ?
ハロウィンの日には街角で仮装した人を見かけるようになった。渋谷などの街角でフッと横の店内をみると、こじゃれたバーの店内に仮装した若者が楽しそうに騒いでる。
なんか不自然だ。
巨大な何かに文字通り、踊らされているんじゃないか?
あくまでも個人的な想像の域を出ないが、世界規模のカボチャ生産農家組織が暗躍している気がしてならない。
フリーメイソンが元々は大工の組合だったように、カボチャ農家の秘密結社があってもいいではないか?
恐ろしい。
アメリカ初代大統領ジョージ・ワシントンがカボチャの煮つけが好きだったとか、伊藤博文がカボチャ農家の出自だったとか、千円札を変な風に折りたたむとカボチャマークが出現するとかさ、いろいろ出てくるよきっと。
ともあれ、信じるか信じないかはあなた次第!!