水トク!「世界の怖い夜!夏休み背筋も凍る大絶叫SP!!」に出川哲郎が出演。モデルの朝比奈彩とともに心霊スポットを探検するロケに出かけた。
…実は出川はこのロケの直後から、謎の体調不良を訴えるようになったという。
体の震えが止まらないし、手も上がらない。食事中には食べ物を落としてしまう。
出川哲郎は心霊スポットの霊に取りつかれたのか?
どのような心霊スポットに行ったのかとともに、その真相を紹介しよう。
出川哲郎が写真を撮ると100%霊が写るトンネルに!
出川哲郎が向かったのは、写真を撮ると100%霊が写るといわれるトンネル。
真っ暗な深夜、出川と朝比奈はたったふたりでカメラを持ち、そのトンネルの中に潜入した。トンネルはちゃんとしたコンクリート造りになっているが、途中からむき出しの岩盤が現れ、洞窟のようになるという奇妙な造りをしていた。
ふたりが恐る恐る中に進むと、なんとそこには小さな花瓶にさされた花が供えられていた。
「あれ花じゃない?なにこれ?この白い…菊?」
出川が花を見つけて怖がる。
ふたりはその花を撮影しようと近づき、カメラのシャッターを切った。
パシャッ!
一瞬、フラッシュで回りが明るく輝く。
次の瞬間!出川が叫び声を上げた!!
「あっ!あーっ!!あぁーーっ!!もうヤダ!もう無理!もう無理っ!!無理無理無理無理っ!無理っ!!撤収しまぁ~す!撤収しまぁ~~す!!撤収しまあああーーーーす!!!ああ゛ぁーっ!ゆっくりお休みください!ゆっくりお休みください!すいません、ホントにごめんなさい!!」
叫びながらトンネルから出てくる出川と朝比奈。
「死ぬかと思った…いや、怖すぎる!!…怖すぎる!!」
取り乱す出川の隣で朝比奈は、もう涙を流して怖がっている。
「何があったんですか?」と慌ててスタッフが聞いた。
「花があったんですよ。その花瓶が、花ごと、急に写真撮ってたら…パタンって倒れたの。もう無理だよもう。そんなん、無理だよ!」
風もない、何の振動もないのに、目の前で勝手に花瓶が倒れたのだ!
同行していた霊能者によると、霊が自分の存在を伝えるため、あるいは「これ以上来るな!」というサインのために花瓶を倒したのかもしれないという。
これ以上のロケは危険と判断され、ここでトンネル検証は終了した…。
ちなみに出川たちが撮影した写真は紹介されなかった。どうやら幽霊は写っていなかったようだ。
出川哲郎が幽霊に取りつかれる!!その真相は?
この番組が放送される数週間前、岡村隆史がラジオで出川哲郎について話していた。
出川哲郎が心霊スポットのロケに行った後から体調不良が続いているらしいと。その番組については言及されてなかったが、時間的に見ても今回の心霊ロケである可能性が高い。
岡村によると、出川はとんでもなく怖い心霊スポットのいった数日後から「体調がおかしい」と訴え始めた。
体の震えが止まらない。手も上がらない。ご飯を食べていても震えて全部落としてしまう。病院で点滴を打ったり、いろいろしても一向に治らない。
「そういえばあの時の心霊スポット…あの後から体がおかしい!」
そう気づいた出川は、真剣に除霊を受けようとしていたらしい。
岡村はそんな話を聞いた後に、直接出川に会って改めて事の顛末を聞いた。
すると…その体の震えは幽霊の祟りなんかではなく、ただの筋肉痛であったという。
心霊スポットであまりの恐怖に全身に力が入りすぎて、その筋肉痛が4日後に出ただけ。大きな病院で診てもらったら「ただの筋肉痛です」とそう言われたらしいのだ。
ただの筋肉痛を霊障と間違えていた出川哲郎、さすがである。
恐怖映像は10万円以下で作れる
それにしても、番組ではたくさんの心霊映像が紹介されていたが、そのすべてがすっごく作り物臭くて萎えた。
だいたいの作品で、数人の劇団員らしき若者が登場。なんでそんなとこ撮影してるの?みたいな不自然なシチュエーション、それでいて霊が映った瞬間に思いっきり手ぶれして終わり、というパターンばかり。
番組エンドロールの「映像写真協力」に記載されているのは、デジタルコンテンツの制作・販売を手掛ける会社ばかりというのもなんだかな~という感じ。
実は、恐怖映像は演者の出演料を含めても10万円以下で作成できる。たまにCGを使った映像もあったけど、CGを使うともうちょっと高くなる。こういった心霊映像が番組で使われると、数万円の使用料が制作会社入るという仕組みになっているのだ。
恐怖映像は全く怖くなかったけれど、出川哲郎の心霊スポット探索だけは怖かったし爆笑できた。あの作り物の恐怖映像を見た後だけに、花瓶が倒れたのもスタッフのドッキリでは?なんて思ってしまった。ちょっと勘ぐりすぎかもしれないけど。
ともあれ、「霊に取りつかれた!」と大騒ぎした挙句、それがただの筋肉痛だったという出川哲郎。プライベートでも笑いの神に愛されている。
出川に取りついているのは悪霊ではなく、いたずら好きな笑いの天使なのかもしれない。