雑学

驚愕!2017年イグノーベル賞の研究で猫は”液体”であることが判明!?

2017年9月15日

 

知っていただろうか!?

最新の流動学の研究によると、ネコという動物は”個体”と”液体”の両方の性質を持っているという。

この研究成果によって、研究者は栄えある2017年度のイグノーベル賞を受賞した。

イグノーベル賞は「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して授与される賞であり、毎年日本人の研究者も選ばれている。

2017年度のイグノーベル賞でも日本人研究者の研究が選ばれ、これで日本人は11年連続の受賞となった。

イグノーベル賞に選ばれた素晴らしいネコについての研究、そして日本人の研究を紹介したい。

ネコは液体なのだろうか?

ネコが液体の性質?

いきなりそんなことを言われても、わけがわからないかもしれない。

だけど、論文に掲載されているネコの画像を見ればネコが持つ高い流動性について納得できるだろう。

画像参照:On the rheology of cats

猫が持っている素晴らしい立ち直り反射(righting reflex)の能力、ワイングラスにもフィットするバリエーションに富んだ形状。

 

画像参照:On the rheology of cats

挟まる猫、乗っかる猫、ギチギチに詰まってる猫。

 

画像参照:On the rheology of cats

凄まじい広がりを見せる猫、水面との親和性が低い猫、床を滑る猫、壁に張り付いている猫。

 

これらの画像を見ればわかる通り、ネコは個体として考えるには、あまりにもバリエーションに富んでいる。ネコは個体であるものの、同時に液体の性質を持った動物といえるだろう。

「なんか落ち着くわぁ~」

 

ネコは個体であり、同時に液体である。納得の研究結果だ!!

さて、2017年のイグノーベル物理学賞は、これらの「流体力学的見地からの猫の研究」が受賞したわけだが、他にはどんな研究が受賞したのだろうか?

2017年イグノーベル賞受内容一覧

物理学賞:ネコは個体でありながら液体であるという流体力学的な研究。

平和賞:ディジュリドゥを演奏することが閉塞性睡眠時無呼吸症候群の治療に効果的であることを証明する研究。

経済学賞:ワニとの直接的な接触が、ギャンブルへの意欲にどのような影響を与えるのかについての研究。

解剖学賞:なぜ老人は耳が大きいのかについての研究。

流体力学賞:コーヒーを運びながら後ろを歩くときに何が起こるのかについての研究。

栄養賞:吸血コウモリの一種であるケアシチスイコウモリ(Diphylla ecaudata)が人間の血液を食料とするかどうかについての研究。

医学賞:チーズが苦手な人たちがどれだけチーズに嫌悪感を示すのかを、fMRIを使って脳を調べることで詳細に検証した研究。

知覚賞:多くの一卵性双生児は見た目で自分たちを区別できないということのについての研究。

科学賞:お腹の中の胎児に胎教のために音楽を聴かせるとき、お腹の上から音楽を聴かせるよりも膣の中から音楽を流した方が強く反応するという研究。

生物学賞:雄と雌で逆転した生殖器を持つ洞窟昆虫についての研究

この生物学賞を日本人の研究者が受賞した。これで日本人はイグノーベル賞を連続11年も受賞し続けているということになる。

雄と雌で逆転した生殖器を持つ洞窟昆虫についての研究

受賞したのは吉澤和徳・北海道大准教授(46)、上村佳孝・慶応大准教授(40)、海外の研究者のチーム。ブラジルの洞窟で見つかった新種の虫の雌が「ペニス」のような器官を持ち、それを使って雄と交尾することを解明した。性差とは何かを考えさせるとして、研究が評価された。

(中略)

「逆転」の理由について、吉澤さんらは交尾の際、雄が精子と一緒に栄養分を雌に渡すことに着目。この栄養分を得るため、雌が進んで交尾をコントロールできるよう進化したのではないかと考えている。

参照元:雄と雌「逆転」の虫を研究、日本人らにイグ・ノーベル賞(朝日新聞デジタル)

世の中には性器の形状がオスとメスで逆転している昆虫が存在している。

虫の名前はトリカヘチャタテ。

う~ん…気持ち悪っ!!!

 

何はともあれ、11年連続でイグノーベル賞を受賞したってことは、日本人として誇りに思っていいのではないだろうか。

最近では一部上場の大手企業に外資が入ってきたり、緊張感の高まる東アジア情勢の中でなかなか存在感を示せない日本だけど、日本人特有の”勤勉さ”や”真面目さ”はしっかりとある。その日本人の特性は、日本の底力になっているはずだ!!!

でもまあ、洞窟の奥深くに潜むトリカヘチャタテを研究するよりも、モフモフでフニフニの猫の研究したいよね、普通は。そこもまた、日本人の強みなのかもしれないね。

 

人間だって少しは流動性をもっているぞっ!!

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