ファミコンでプレイしたソフトを全てレビューしてみる!!(前編)は1983年~1986年に発売した、やったことのあるファミコンソフトをレビューした。
前編に続き、後編は1987年以降に発売したファミコンソフトをレビューしていきたい!!
やったことのある全ファミコンソフト・レビュー
ウィキペディアのファミコンソフトとディスクシステムソフトの一覧から、1987年以降のやったことのあるファミコンソフトをレビューしていきたい。
1987年のファミコンソフト
火の鳥 鳳凰編 我王の冒険
手塚治虫原作の漫画「火の鳥」をゲーム化した作品。主人公の我王が、仏像を彫る”ノミ”を敵に投げつけてぶっ倒していくアクションゲーム。手塚治虫キャラらしく、我王は鼻がデカい。
ドラゴンバスター
剣をクルクルと回して敵に突撃していくとう、アクションRPG。まさに特攻隊。これも難しくてクリアできなかった。
ドラゴンクエストII 悪霊の神々
ドラゴンクエストシリーズの2作目。何度かプレイしたけど、だいたい船を手に入れたくらいで難しくて挫折してた…。友達から最強の復活の呪文を教えてもらって、一応クリアしたけどね。
飛龍の拳 奥義の書
アクションと格闘ゲームの要素を盛り込んだ作品。攻撃する場所に丸印がついて、それに合わせてキー入力する。反射神経がモノを言うゲームであった。
花のスター街道
芸能人を目指す若者が主人公の横スクロールアクション。ボタンを押すと音符が飛んで行って、敵を倒すことができる。ジャイアン並みに歌が下手くそということなのだろうか。
さんまの名探偵
桂文珍が殺され、それを明石家さんまが調査するという、推理アドベンチャーゲーム。島田紳助をはじめとして、有名な吉本芸人が総出演。しかもキャラクターも似ている。ゲームとしても中々にやりごたえのある名作。
森田将棋
将棋は他界しているじいちゃんに教えてもらったんだけど、森田将棋では全然勝てなかったなぁ~。
北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ
堀井雄二が作ったポートピア連続殺人事件の続編ともいうべき作品。小学生の頃はよく理解できず、まったくクリアできなかった。大人になってから改めてプレイして無事クリアしたのだけれど、殺人の動機とか、時代背景とか、小学生じゃあ理解できないよね、というくらいに大人向けの作品でした。
所さんのまもるもせめるも
所さんが水鉄砲で敵を倒しながら進んでいく横スクロールアクション。水鉄砲の水がなくなるとチョロチョロとしか水がでず、恐ろしく難しいゲームであった。
ファンタジーゾーン
ツインビーのようなカワイイ系横スクロールシューティングゲーム。主人公のオパオパを操作してクリアを目指す。シューティングにしては珍しくお金の概念があり、装備を購入してパワーアップしていく。
聖闘士星矢 黄金伝説
聖闘士星矢で初めてゲーム化された作品。紫龍の廬山昇龍覇は原作ではアッパーカットのモーションなんだけど、ゲームではただ突き出した手が上下に動くだけ。未だに納得いっていない。
ゾイド 中央大陸の戦い
ゾイドをテーマにしたRPG。自分が搭乗するゾイドが増えていくこと、カスタマイズ要素、戦闘はシューティングゲームであることなどなど、今のゲームにも通じる豊富なアイディア詰め込まれた良作。アイテムの”肉”を食べたときに表示されるコメント「まったりとしていて、それでいてしつこくない」をなぜか憶えている。
つっぱり大相撲
ひたすらボタンを連打する相撲ゲー。まわしを剥ぎ取る技「もろだし」が存在する。今のリアルなCG技術では表現不可能であっただろう。
バイオ戦士DAN インクリーザーとの闘い
バイオ戦士DANが何者なのかまったくわからない激ムズ・アクションゲーム。なぜか途中で相撲のミニゲームがあったりしてわけがわからなかった。
井出洋介名人の実戦麻雀
専用の麻雀コントローラーが付属していて、ゲームセンターのようなプレイが楽しめる。麻雀で戦うRPGが楽しめたり、よくわからないゲームであった。井出洋介名人の「次は何を切る?」という麻雀問題も豊富に収録されていて、麻雀の上達にも役立つ一品。
桃太郎伝説
桃太郎シリーズの最初の作品。内容自体はオーソドックスなRPG。ここから桃太郎電鉄が生まれたり、アニメ化されたり、いろんなメディアが作られていった。
ゲゲゲの鬼太郎2 妖怪軍団の挑戦
前作はアクションゲームだったけど、今作はガッツリPRGになっている。面白かったけどクリアできなかったなあ。
ウルトラマン 怪獣帝国の逆襲
ステージの最初はハヤタ隊員が活躍する横スクロールアクション。ステージの最後はウルトラマンに返信して怪獣とタイマン勝負!2つの要素が楽しめるアクションゲームであった。
1988年のファミコンソフト
仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド
2人同時プレイも楽しめるアクションゲーム。お金の概念やレベルアップもあり、RPG要素が強い。しかしながら、復活の呪文やセーブ機能がないため、完全クリアは不可能といわれてた作品。大人になってから友人たちと協力して全クリしようと徹夜で頑張ったが、明け方にイカデビルにぶっ殺された。結局クリアできず仕舞いであった…。
ドラゴンクエストIII そして伝説へ…
思い出補正もあいまって、自分史上最高のRPG!バラモスを倒してアリアハンのお城で祝福を受けていた後の急転直下の展開は、最高に衝撃的であった。
ダブルドラゴン
2人同時プレイができるスクロールアクション。必殺技があるところが、他のアクションゲームとは違うポイント。これがアクションにかなりのアクセントになっていて、とても面白かった。
究極ハリキリスタジアム
今までの野球ゲームとは違い、選手を成長させるという要素を取り入れた意欲作。成長させると、バントでホームランだって打てる!!
熱血高校ドッジボール部
熱血硬派くにおくんから派生したゲーム。小学校でもドッチボールが流行っていたが、熱血高校ドッチボールはもっと熱かった。さまざまな必殺技があり、敵を吹っ飛ばしたときの爽快感はひとしお。
水戸黄門II 世界漫遊記
水戸黄門一向になり、助さん格さんや弥七、八兵衛を操作して事件を解決に導くゲーム。しかしとっても難しく、事件をひとつも解決できなかった。
ドラゴンボール 大魔王復活
攻撃力と防御力が数値化されたカードを選択して戦うといいう斬新なアイディアが盛り込まれたゲーム。カードを選択すると、それに合わせたアクションが表示されて、迫力の戦闘が楽しめた。ドラゴンボールの魅力を最大限に表現することができた名作。
スーパーマリオブラザーズ3
スーパーマリオシリーズの中でも屈指の名作である3は、今見てもオーバーテクノロジーなのではないかと思われるほどの完成度の高さ!!地蔵マリオやカッパマリオなど、飽きさせないアイディアが盛り込まれた名作。
貝獣物語
ソフトには最終ステージのダンジョンの地図が同封されていた。主人公と3匹の怪獣がそれぞれ別の場所から冒険をはじめ、キャラを切り替えながら進んでいくRPG。
ファイナルファンタジーII
レベル制を廃止し、使えば使うほどその要素が成長するという斬新な成長システムを採用した意欲作。自分を攻撃することでHPをアップさせる鬼畜の所業が有名。魔法が異状に弱く、ラスボスにフレアとかホーリーを使っても、まったくダメージを与えることができなかった。
ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者
ホラー要素を加えた推理アドベンチャーゲーム。全体的に恐ろしい雰囲気があって、今でも根強いファンのいる良作。
ウルトラマン倶楽部
二頭身のウルトラマンが活躍するRPG。いろんなウルトラマンが登場して面白かった。
1989年のファミコンソフト
ファミコンジャンプ 英雄列伝
ジャンプのヒーローたちが一堂に会した豪華なRPG。北斗の拳のケンシロウやついでにとんちんかんの抜け作先生、ドラゴンボールの悟空なども登場する。
爆笑!!人生劇場
ボードゲームをあえてファミコンソフトにするという意欲作。友達みんなでやれば盛り上がること請け合いだ。
ダウンタウン熱血物語
くにおとりきが主人公のアクションゲーム。たくさんの必殺技があり、いろんな高校の不良たちをぶっ倒していく。落ちているゴミ箱や石も武器として使えるぞ。
SDガンダムワールド ガチャポン戦士
ガンダムを生産し、配置し、移動させ、戦わせるシミュレーションゲーム。戦闘はアクションゲームであり、機体によって様々な攻撃ができるので、めっちゃ面白かった。
レーサーミニ四駆 ジャパンカップ
ミニ四駆が凄まじく流行していたので、無理矢理ゲーム化した作品。ミニ四駆を改造しまくってレースに参加するのだけど、なぜだか面白かった。
1990年のファミコンソフト
ドラゴンクエストIV 導かれし者たち
RPGで初めてAI(人工知能)を搭載し、話題となった名作。クリフトがボス相手に、効かないザラキを唱えまくるのは有名な話。だけど、思い出としては「クリフトってそんなにザラキやってたっけ?」という印象。
ファイナルファンタジーIII
思い度補正もアリで、めちゃくちゃハマった名作RPG。DSのリメイクもやったけど、やっぱりファミコン版の方が面白かった。最初の大陸を抜け出した後の衝撃、ジョブを駆使しないと倒せないボスたち、鬼畜仕様のラスダン、暗闇の雲、すべてが最高だった。
熱血高校ドッジボール部 サッカー編
ドッチボール部の続編。サッカーゲームなんだけど、無茶苦茶な必殺技がたくさんあって、めっちゃ面白かった。
SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語
ナイトガンダムをテーマにしたRPG。ラスボスの前に仲間たちが「ここは俺に任せろ!!先に行け!!」と、次々にいなくなっていく熱い展開になる。最高にカッコいい。
ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会
障害物競走、格闘大会、いろんな競技が楽しめる運動会ゲーム。とはいえ熱血シリーズなので基本はバトル。競技中も必殺技を駆使して相手をボコボコにすることができるので、友達とプレイすると盛り上がること請け合いだ。
悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん
悪魔城ドラキュラのスピンオフ作品。横スクロールアクションで、氷の世界やジェットコースターのステージがあったり、アイディア満載!難易度もほどほどで、ファミコンでは数少ないちゃんとクリアできたアクションゲーム。
ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人
ドラゴンボール 大魔王復活の続編。さらに迫力を増したカードバトルが楽しめる。原作のベジータ編までを楽しむことができるぞ。
この年、1990年11月21日スーパーファミコン発売。ファミコンは急速に衰退していく…
1991年のファミコンソフト
じゅうべえくえすと
怪獣物語のスタッフが作成した、和風RPG。なぜかソフトをファミコンにさしても上手く起動できなかった。理由はよくわからないけれど、ファミコンソフトをストーブで加熱するとちゃんとゲームができた(気がした)。そのため加熱のし過ぎで、ファミコンソフトが熱でちょっと溶けてた…。でも、ちゃんとクリアできたよ。
ダウンタウンスペシャル くにおくんの時代劇だよ全員集合!
くにおくんシリーズの純和風アクションゲーム。ファミコンの衰退期に出た作品で、昔よりも勢いをなくしてきていた…。
1992以降のファミコンソフト
1992年以降に発売したファミコンソフトでプレイしたものなし!!
完全にスーパーファミコンに移行してしまった。
まとめ
1990年末にスーパーファミコンが発売され、あっという間にファミコンは衰退していった。
ファミコンソフトは1990年をピークに、毎年発売本数を減らしていき、1994年にソフトの販売が終了した。
そうして、復活の呪文をノートに記録する苦痛、リセットを押しながら電源を切るという鉄の掟も、ファミコンと共に消え去ったのである。
今思い出しても、クソゲーばっかりのファミコン。だけど、どれもがめっちゃ面白かった。
今の子どもたちは「スマホと大人になる、多分初めての人類」かもしれない。
だけど、今の30~40代のおっさんたちは「ファミコンと大人になった、多分初めての人類」だったのだ。
ありがとう、ファミコン!!!