モナリザ症候群とは特にたくさん食べているわけではないのになぜか太ってしまうという恐ろしい症候群のこと。
モナリザ症候群の由来は有名な絵画モナリザではなく、下記の英文にある。
Most Obesity kNown Are Low In Sympathetic Activity
(だいたいの肥満者は交感神経の働きが弱い)
この英文の頭文字をとって、MONALISA症候群なんだとか。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、興奮すると交感神経が優位に、安静にしていると副交感神経が優位になる。
交感神経が優位になると、体中の筋肉が活性化(緊張)して消費エネルギーが増大する。
なんらかの原因で交感神経が優位になりづらいと…カロリーを消費しづらくなり、結果として太りやすい体質になってしまう。
もし食べてないのに太っていくのなら、モナリザ症候群かもしれない。
だとしたら、ダイエットで食事制限を頑張る前に、まず自律神経を整えるのが痩せる秘訣ってことになる。
モナリザ症候群の症状
- 倦怠感や疲労感
- めまい・頭痛
- 血圧の低下
- 頻尿
モナリザ症候群改善のため、自律神経を整える方法
では、「太りやすい体質」を改善するために自律神経を整える方法を紹介したい。
なぜ自律神経が乱れてしまうのかというと、簡単に言えばストレスや不健康で不規則な生活習慣が原因であることが多い。
自律神経が乱れる原因
- 仕事や人間関係のストレス
- 過労
- 病気・怪我
- 騒音
- 温度や湿度など不快な環境
- 睡眠不足
- 夜更かし、寝坊
- 更年期(ホルモンバランスの乱れ)
- 運動不足
- 偏った食事
そもそも自律神経というのは、私たちが日々平和に、安全に、快適に生活できるように頑張っている。
活発に活動するときも、ゆっくりと休むときも、起きる時も、寝る時も。
常に身体全体のバランスを取って、健康を維持するために頑張っている。
そんな勤勉な自律神経の仕事を邪魔するような行為が自律神経の働きを乱れさせ、モナリザ症候群の原因となる。
モナリザ症候群を改善するには、自律神経と一緒に協力して健康な生活を送る必要があるわけだ。
昼は活発に活動し、夜はしっかり休む。
寝不足や不規則な生活がNG。
しっかりとバランスの良い食事を心がけ、ジャンクフードなどは避ける。
適度に運動して、適度に休む。
ストレスが溜まってきたら適度に解消する。
趣味に没頭してリラックスするのもいい。
そうすれば自律神経が整い、次第にモナリザ症候群も改善されるだろう。
間違ったダイエットはモナリザ症候群を引き起こす!
痩せにくい体質になってしまう「モナリザ症候群」は、痩せたいと思っている人にとってはまさに悪夢!!
「間違ったダイエット」を続けていると、逆にモナリザ症候群になっちゃうかもしれない。
たとえばハードすぎて辛すぎる運動。
たしかに運動による消費カロリーはダイエットに大切だけど、過剰な運動はストレスとなるし、自律神経が乱れる原因になってしまう。
極端な食事制限もいけない。
栄養バランスの乱れは内臓機能や脳機能を低下させ、自律神経も乱れる。
いつでもお腹が空いている状態も強いストレスとなり、自律神経には悪影響を及ぼすだろう。
しっかりと確実に痩せるには、自分のライフスタイルにあった無理のないダイエットがおすすめ。
1週間に5キロ痩せる!!
なんかじゃなく、1か月に1キロ減量するくらいの無理のない目標設定で、ゆっくりと確実に、計画的にダイエットするのがいい。
無理のない食事制限と適度な運動を心がければ、自律神経を安定させたままリバウンドしにくい状態で痩せることができるはずだ。
まとめ
というわけで、モナリザ症候群というのはモナリザの絵画が病的に大好きになるわけでも、モナリザみたいな顔になっちゃう人のことでもなく、「交感神経の働きが悪くなり痩せにくい体質になる症候群」のことを指していることがわかった。
絵画のモナリザはまったくの無関係。
モナリザ症候群に心当たりがあるのなら…
まずはいきなりダイエットなんか始めずに、「心地よいライフスタイル」を追求してみるのがいいかも。
ゆっくり眠れるようにベットを工夫するとか、お風呂に入浴剤を入れてリラックスするとか、毎朝ちょっと散歩してみるとかね。
そうすれば幸せ気分にもなれるし、一石二鳥ですね!