ポケモンに超能力をつかうキャラが出てくる。
「ケーシィ」というポケモンだ。多分超能力者エドガー・ケイシーが元ネタだろう。
そしてケーシィが進化すると「ユンゲラー」、これはスプーン曲げのユリ・ゲラー。
ユンゲラーが進化すると「フーディン」、これは奇術師ハリー・フーディーニだね。
今回はエドガー・ケイシーやユリ・ゲラー、フーディーニがどういった人物か、どういった超能力を持っていたかをレポートしたい。
ねんりきポケモン「ケーシィ」の元ネタ「エドガー・ケイシー」の超能力とは?
エドガー・ケイシーは今から100年くらい前に活躍した、有名な予言者だ。
ケイシー氏の予言方法は、まず自分自身が催眠状態になり、第三者の質問に答えるという形で行われる。
その為「眠れる予言者」というあだ名を持っている。
一説には、世界の過去未来すべての情報が記載された「アカシックレコード」に無意識にアクセスしているといわれている。
日本にも「NPO法人エドガー・ケイシーセンター」なるものが存在し、エドガー・ケイシーの研究と啓発を行っているようだ。
エドガー・ケイシーに興味のある方はホームページをチェックしてみよう!!
ねんりきポケモン「ユンゲラー」の元ネタユリ・ゲラーの超能力とは?
ユリ・ゲラーとはスプーン曲げを得意とする自称超能力者だ。
ここで超能力者の前に「自称」と付けたのは、彼が超能力者とはいいがたい部分もあるからである。
彼の得意なスプーン曲げ、これそこらへんのマジックバーにいるマジシャンでも簡単にやっちゃうからね。
ユリ・ゲラーが日本のテレビ番組に登場したのは1980年代。
そしてスプーン曲げが一大ブームとなった。いわばスプーン曲げのパイオニア、第一人者である。
その後もテレビ番組中に、全国のテレビの前にある時計の秒針を止める、なんてパフォーマンスをしたこともある。
全国対象なら数件くらいは、偶然にも秒針が止まるケースもあったかもしれない。
彼は超能力者なのか、あるいはただのマジシャンなのかは、未だにわからない。
最近もビートたけしのテレビ番組に出演。数十年ぶりに矢追純一と再会したユリ・ゲラーは、司会がしゃべっている後ろで、本番最中にもかかわらず、堂々とメールアドレスの交換をしていた。
周りの芸能人は彼ら二人に何も言えなかった。あの二人の存在を考えれば致し方ないだろう。
ねんりきポケモン「フーディン」の元ネタ、フーディーニとは?
ハリー・フーディーニの職業は奇術師である。
超能力が使えるわけではない。
「不死身の男」た「脱出王」の異名があり、疋田天功のような大規模な脱出マジックを得意としていた。
面白いのは、彼が活躍した1900年ごろに流行していたスピチュアリズムをトリックだと気づき、対決の姿勢を示していたこと。
今も自称超能力者のいかさまやトリックを暴くマジシャンがいるけど、その先駆けとなった人物。
フーディーニとはいわば超能力者の敵、サイキックハンターだったってこと。
それがねんりきポケモンの進化の最終形態になるなんて、なんだか皮肉なもんだね。
フーディー二は「お腹を思いっきり殴られても全然平気」っていうマジックをやろうとした時に、そのマジックのネタを仕込む前にタフガイに強烈ボディを喰らう。
そしてそれが原因で亡くなったという。
…なんか切ない。
どうせなら爆破脱出マジックでタイムリミットになっても出てこない、そしてそのまま強烈な爆発!
しかしフーディーニの死体が見つからず、身体が木端微塵になったのか、はたまた脱出して姿を消したのかわからない、だけどそれいこう彼の姿を見た者はいなかった…
なんて終わりの方がマジシャンとしてカッコいいよね。
ねんりきポケモンの最終形態とは?
面白いのは一番最初のケーシィの元ネタであるエドガー・ケイシーは本物の超能力と考えられている。
そして進化後のユンゲラー、その元ネタのユリ・ゲラーは超能力とトリックでグレーな部分がある。
最後のフーディーニは超能力ではだく、むしろ大道芸人に近いパフォーマーだ。
超能力者→自称超能力者→超能力ハンター
進化の順番がまったく逆なんだよ。
最初はトリックがあるけど、進化するごとに本物の超能力が身につく、ってわけじゃないんだ。
そして最終的には超能力者の敵、サイキックハンターのフーディーニになるってのが面白い。
最近はメガシンカでフーディンは「メガフーディン」に進化する。
ではその次は?
ねんりきポケモンの最終形態とは何なのか??
そのポケモンの名前は「マギー」ではないだろうか。
そう、日本が誇るゆる~い手品でお馴染みのマギー司郎、マギー審司が元ネタだ。
「耳が大きくなっちゃった~!!」ってね。
超能力者→自称超能力者→超能力ハンター→手品演芸
悪くない進化過程だと思うんだけど、どうだろう?