2016年9月1日の朝7時。新学期の始まるこの日、都営大江戸線新御徒町駅で奇妙な事件が発生し、実際に電車が遅延した。
新御徒町駅に入ってきた電車の運転手が、線路の中にこどもの人影を発見し、驚いて緊急停車したのだ!
その後安全確認のために、線路からトンネルの奥までチェックしたが、その人影の主はついに見つからなかったという…。
この謎の人影は幽霊!?
一時騒然となったが、その後に意外な正体が判明した。
電車遅延の原因はこどもの幽霊!?
本日9月1日から首都圏は新学期ですが、7時5分に都営地下鉄大江戸線の新御徒町駅で線路内立ち入りがあったということで全線で運転見合わせ。7時43分に全線で運転を再開していますが、遅れや運休が出ています。
(中略)
線路内に立ち入ったとされるのは子どもということで、トンネル内も捜索しましたが見つからず。ネットでは「幽霊だったのでは」という説も流れています。いずれにしても、安全確認のため40分近く運転見合わせになったということで、多くの人に影響があった「朝の珍事」となりました。
参照元:都営地下鉄大江戸線新御徒町駅で線路内立ち入り!? 子どもの幽霊説も(ライブドア・ニュース)
新御徒町駅のホームには、すべてホームドアが設置されている。
電車が駅に到着して停止しないと、ホームドアは開くことがない。つまり、電車が来る前に線路に侵入するには、このホームドアを乗り越えなくてはならない。
ホームドアの高さは小学生の背丈くらいある。大人でも乗り越えるのは難しいのに、こどもだったらさらに不可能だろう。もちろん、乗り越えようとしている段階で周りの大人だって止めに入るはずだ。
この人影の正体とは何だったのだろうか?
こどもの幽霊の正体は?
線路のチェックを終えて、安全確認が取れたあとに運転は再開された。人影の捜索には38分もの時間が費やされ、その間電車は止まったままであった。
その後、監視カメラのチェックが行われた。
するとその監視カメラ映像に、恐るべき事実が映り込んでいた。
なんと、確かに線路に侵入する10代とおぼしき男の子の姿が映っていたのだ!!
「電車に乗られるお客様とかぶってしまい、こちらから見えづらくなっていたんですね。その男性がホームに続く階段を上る姿も確認できました。年齢は見た限り、小中高生くらい...10代だと思います」(交通局担当者)
参照元:遅延理由は「幽霊か」とネット騒然 線路内立ち入りの「人影」発見できず(JCASTニュース)
な~んだ、やっぱりこどもが侵入してたのね。幽霊じゃなかったんだ~。
…ホントにそうなのだろうか?
先ほども説明した通り、こどもがホームに侵入するのはとっても難しい。電車が止まってホームドアが開いた後も、線路に侵入するスキマなんてほどんどない。
それにこどもの人影を実際に見たのは、電車の運転手だけ。あとはそれらしい姿が監視カメラに映っていただけで、実際にこどもを見た人はいないのだ。
確かに新学期が嫌すぎて自暴自棄になった少年の可能性は高いだろう。だけど、ホントに幽霊の可能性も…少なからずあるのではないだろうか?