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結局コーヒーは健康にいいのか?悪いのか?最新研究で分かったことと記事のまとめ

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コーヒーは健康にいいのか?

それとも、コーヒーを飲み過ぎると健康に悪いのか?

賛否両論あるけれど、最新の研究報告を見る限り「コーヒー健康にいい説」の方が優勢なようだが…。

結局のところ、コーヒーは健康にいいのか、それとも悪いのか、最新の研究報告をまとめてみた。

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コーヒーに関する最新研究で分かったこと

コーヒーは心臓を若く、タフにする

ドイツ・デュッセルドルフのハインリッヒ・ハイネ大学(HHU)とIUF-Leibniz Research Institute for Environmental Medicineが行った研究で、カフェインが心臓細胞のエネルギー貯蔵やミトコンドリアに働きかけることなどで、心臓を保護していると見られることが分かった。

参照元:コーヒーが心臓に良い理由の一つは「カフェイン」、独大学が発表(フォーブス)

コーヒーは心疾患リスクを下げることが知られていたけれど、その要因のひとつに”カフェインによる心臓への作用”があるようだ。

マウスによる実験では、高齢のマウスにカフェインを摂取させたところ、心臓の機能が若返ったとのこと。

人間に換算した適量のコーヒーは1日4杯。

毎日のコーヒーで心臓を若く保つことができるかもしれない。

コーヒーは肝臓の疾患リスクも減らす!

米ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生大学院のEmily Hu氏らは、アテローム性動脈硬化症に関する前向きコホート研究であるARIC(Atherosclerosis Risk in Communities)研究のデータを用いて、コーヒーの摂取量と肝疾患に関連した入院や死亡リスクとの関連を調べた。

(中略)

解析の結果、人種や所得、健康状態や食事内容で調整後も、コーヒーを1日3杯以上摂取すると肝疾患に関連した入院リスクは有意に21%低下することが分かった。一方、1日3杯以上のコーヒー摂取と肝疾患による死亡リスクとの間には有意な関連は見られなかった。

参照元:1日3杯以上のコーヒーで肝臓が……肝疾患での入院リスクが2割も減る!(ヘルスプレス)

コーヒーを飲むと肝疾患リスクを減らしてくれるという。

特にお酒を飲み過ぎる人は、普段から肝臓に負担をかけがち。長年の飲酒習慣は肝硬変の原因にもなる。

そんな肝臓に負担をかけがちな人にも、コーヒーはオススメできるってわけだ。

コーヒーで虫歯も予防できる!!?

ブラジルのリオデジャネイロ連邦大学のアンドレア・アントニオ教授率いる研究チームが、「ブラックコーヒーは抗菌性があり虫歯予防に効果がある」との研究結果を発表した。

虫歯や歯周病を引き起こす大きな原因となるのは歯垢だが、歯垢とは細菌が集まって薄い膜を作り、歯の表面に張り付いてる状態のことで “細菌バイオフィルム” とも呼ばれる。

まず研究チームは、抜けた乳歯に子供の唾液から採取した細菌を付着させ、細菌バイオフィルムを培養。そして世界市場において3割を占める “ロブスタコーヒーノキ” から抽出したコーヒーに、細菌が繁殖した歯を浸けて経過を見た。するとコーヒーが、細菌バイオフィルムを活発に分解し始めたのである。

参照元:「ブラックコーヒーは虫歯予防に効果あり!」との研究結果(ロケットニュース24)

ブラックコーヒーには口内の最近集合体である「最近バイオフィルム」を分解する作用があり、虫歯予防に効果的!!

そんな研究結果が発表された。

とはいえ、コーヒーは歯の着色の原因になるし、砂糖やミルクを入れたら逆効果になる。コーヒーを口に含んでもすぐに飲んじゃうわけだし、その効果は限定的だ。

でもまあ、食後のブラックコーヒーが虫歯予防になる可能性は十分にあるのではないだろうか。

カフェイン抜きコーヒーでも健康効果が!!

コーヒーを1日に3~5杯飲んでいる人は、心臓病、自殺、糖尿病、パーキンソン病で早死にする確率が低くなるとの結果が16日、米国で発表された。

米ハーバード大学チャン公衆衛生大学院(Harvard University Chan School of Public Health)の研究チームが米国心臓協会(American Heart Association)の学術誌「サーキュレーション(Circulation、「循環」)」11月16日号に発表した研究論文によると、カフェイン入りとカフェイン抜きのコーヒーの両方に、この効果がみられることが判明したという。

参照元:コーヒー1日3~5杯、死亡リスク低下と関連(AFP)

この研究の面白いところは、カフェインレスコーヒーでも研究を行ったところ。

カフェインにはいろんな健康効果があるものの、動悸や不眠の原因にもなるし、苦手な人も多いだろう。

そんなカフェイン苦手な人でも、カフェインレスコーヒーでも心臓病や糖尿病の確率が減るのなら安心して飲むことができる。

さらに「自殺」のリスクも下がるというのも面白い。コーヒーによるリラックス作用の結果なのかもしれない。

コーヒーはダイエットに効果的!?

Cornelis氏らの研究は、コーヒーを飲む習慣があるフィンランドの成人男女47人を対象に行った臨床試験に基づくもの。参加者にはまず、コーヒーを摂取しないで1カ月間過ごしてもらった後に、1カ月間は1日4杯コーヒーを摂取してもらい、その次の1カ月間は1日に8杯摂取してもらい、血液検査を毎月行ってメタボローム・プロファイリングにより733種の代謝物質の血中濃度を観察した。

その結果、コーヒーを1日4~8杯摂取すると115種の代謝物質の血中濃度が有意に変化することが分かった。Cornelis氏らによるとこうした変化のほとんどは予想通りのものだったが、一部には想定外の変化がもたらされていたという。例えば、コーヒーの摂取は、脳内マリファナに類似した物質として知られる内因性カンナビノイドシステムに関連する代謝産物の血中濃度を低下させることが分かった。また、コーヒーの摂取は性ホルモンなどのステロイドホルモンや脂肪酸代謝に関連する代謝産物の血中濃度にも変化をもたらしていた。

参照元:コーヒーは予想以上に代謝に影響する(CareNet)

運動の前にコーヒーを飲むと脂肪燃焼効果が高まるといわれているが、コーヒーには食欲を抑える効果もありそうだ。

コーヒーを飲むと内因性カンナビノイドシステムの活性が抑えられる。これにより、同時に食欲も抑えられる効果があるという。

研究者は「内因性カンナビノイドシステムの抑制」が、コーヒーを飲むことによる肥満予防効果のひとつであると指摘した。


総合的にみてもコーヒーはやっぱり健康に良い

2017年に、今まで発表されてきたコーヒーに関するたくさんの研究を”すべて”まとめて解析した研究の結果が発表された。

その結果がこちら。

それによると、これまでの世界中のすべてのデータをまとめて解析した結果として、コーヒーを飲む習慣のある人の死亡のリスクが19%(95%CI;0.72から0.90)、心血管疾患の発症リスクが15%(95%CI;0.80から0.90)それぞれ有意に低下していました。がんの発症リスクについては、コーヒーを多く飲む人は18%(95%CI;0.74から0.89)これも有意に低下していました。

ただ、妊娠中のコーヒー摂取については、流早産などのリスクや低体重のリスクが、コーヒーを多く飲む人では増加していて、女性の骨折リスクについても有意ではないものの、コーヒーを多く飲むと増加する傾向を示しました。

参照元:コーヒー、1日3~4杯で10~20%寿命延長との研究結果…人種別な差の研究も(ビジネスジャーナル)

コーヒーを飲む習慣のある人は、死亡リスクが19%下がる。

適量のコーヒー摂取量は、1日に3~4杯。

コーヒーは健康長寿に欠かせない飲料かもしれない。

 

ただし、妊娠中の女性や、骨粗しょう症ぎみの女性は飲み過ぎに注意した方がよさそうだ。

妊娠中のコーヒー飲み過ぎには注意!

ノルウェー公衆衛生研究所は1999~2008年にかけて協力者を募り、同国の女性約5万人について、妊娠中に摂取したカフェインの量と、生まれた子どもが生後6週間から8歳になるまでの成長パターンを調べた。

(中略)

調査の結果、妊娠中のカフェイン摂取量が非常に多かった女性は、摂取量が少なかった女性に比べ、子どもが1歳になるまでに成長過剰になるリスクが66%高くなることが分かった。

参照元:妊婦のカフェイン過剰摂取、子どもの体重増加リスクと関係か(CNN)

妊娠中にカフェインを多く摂取しすぎると、子どもが太りやすい体質になっちゃうという。

カフェインが原因なので、コーヒーはもちろん、紅茶や緑茶なんかも妊娠中には飲み過ぎない方がいいだろう。

コーヒーの適切な摂取量は”遺伝子”によって決まる!?

電子ジャーナル『Scientific Reports』(2016年9月4日)によれば、 英国エディンバラ大学のニコラ・ピラツ博士らの研究チームは、1日のコーヒー摂取量はカフェインの代謝に関連する特定の遺伝子が決めている可能性が高いと発表した。

発表によると、研究チームはイタリア南部の村民370人、イタリア北東部の村民843人を対象に、GWAS(ゲノムワイド関連解析)を行い、1日に飲むコーヒーの杯数を回答させた。その結果、「PDSS2」という遺伝子変異体を持つ人が1日に飲むコーヒーの量は、この変異体を持たない人よりも、およそカップ1杯分だけ少なかった。

参照元:「コーヒー」は1日に何杯飲めるのか? 答えは カフェインを分解する遺伝子が決めていた!(HEALTH PRESS)

PDSS2という遺伝子変異体を持つ人はカフェインの分解や吸収が苦手になるという研究結果が発表された。

 

さらにもうひとつ、遺伝子とコーヒーについての研究を紹介したい。

カフェインが運動能力に与える影響も、人によって差がある。ワークアウト前に少量のカフェインを摂取すると、たいていの人はより長い時間、より精力的に体を動かせるが、普段とまったく変わらないという人もわずかにいることが、過去の研究からわかっている。

この違いは遺伝子が原因ではないかと、トロント大学のアフメド・エルソヘミ教授(栄養学)は考えた。もともとエルソヘミ教授は、食品や食生活の効果に遺伝子が与える影響を研究している。

すでに「CYP1A2」という遺伝子多型が、カフェインの代謝スピードに影響を与えることは過去の研究からわかっている。ある型のCYP1A2遺伝子は、カフェインのスピーディーな代謝を促す。このタイプのCYP1A2を両親から1つずつ受け継いだ人(高活性型)がカフェインを摂取すると、一瞬頭がさえるが、ほどなくして効果は消えていく。米国人の約50%がこのタイプと考えられている。

参照元:コーヒーが「命取りになる人」が持つ遺伝子(東洋経済オンライン)

コーヒーのカフェインは運動能力を上げる作用があるけど、カフェイン代謝が遅くなるCYP1A2という遺伝子を持つ人たちは、逆にカフェイン摂取で運動機能が低下してしまう。

そんな研究結果も報告された。

 

つまりコーヒーの影響は体質的に変化するってこと。

 

もしかしたら「コーヒーが嫌い」という人の中には、「PDSS2やCYP1A2遺伝子を持っているからコーヒーがあまり飲めない人」もいるのかもしれない。

遺伝子が原因かどうかは置いておいて、コーヒーを飲むのが苦手だったり、コーヒーが嫌いな人が、健康のために無理にコーヒーを飲んでも逆効果だろう。

コーヒーの過剰摂取が引き起こす悪影響とは?

コーヒーは健康に取って悪影響になるのか?

コーヒーの悪影響についての報告を調べたのだけれど、「コーヒーは健康に良い!」という研究結果はたくさんあっても「コーヒーは健康に悪い!」という研究結果はでてこなかった。

これも巨大な経済圏を構築しているコーヒー産業の陰謀なのだろうか…。

 

その真相は不明だけど、ここは視点を変えて、コーヒーが健康に悪いといわれる大きな根拠のひとつ「カフェインの過剰摂取」が引き起こす悪影響をまとめてみた。

  • 慢性的な倦怠感
  • 頻尿
  • 脱水
  • 動悸
  • めまいや頭痛
  • 不安感
  • 手が震える
  • 不眠症

カフェインの過剰摂取では、このような症状があらわれる。

もしコーヒーを毎日飲んでいて、上記のような症状に心当たりがあるのなら…コーヒーを飲む量を少し減らした方がいいかもしれない。

コーヒーの健康効果まとめ

毎年10月1日は国際コーヒー機関がきめた「国際コーヒーの日」だという。

なぜ10月1日がコーヒーの日に認定されたかというと、「10月からがコーヒーの新年度にあたるから」らしい。

コーヒーの新年度がなぜ10月なのかはわからないが、とにかく10月1日コーヒーの日ということでコーヒーに関する研究をまとめてみた。

 

総合してみると、やっぱりコーヒーは健康にいいし、毎日飲めば長寿になりそうだ。

  • 心臓病
  • 肝臓の疾患
  • 虫歯
  • 糖尿病
  • パーキンソン病
  • 自殺
  • がん

コーヒーを飲むと、これらのリスクを低下させることができる。

ただし、妊婦がコーヒーを飲み過ぎると子供が太りやすくなるというリスクもあるので注意。

 

健康を維持するための適量のコーヒーは、ほぼすべての研究で1日に3~4杯程度とされている。

毎食の食後に1杯のコーヒーを楽しむ。

そして午後の眠くなる2時~3時にも1杯。

カフェインで睡眠の質が悪化するので、夜寝る前には飲まないようにする。

そうすれば、コーヒーの健康効果を十分に享受できるだろう。

 

ただし遺伝子的にカフェイン分解が苦手な体質であれば、もう少し飲む量を減らした方がいいだろう。

コーヒーに関する関連記事まとめ

では最後に、当サイトでコーヒーをテーマにした記事をまとめて紹介。

いろいろと文献を漁ってみたけど、コーヒーは適量を守れば身体の健康はもちろん、精神的な健康の維持にも効果を発揮するステキな飲み物ってことなのではないだろうか。

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